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執筆者の写真TOMO

自然栽培


先日、高知市に行くと、オーガニックフェスタをしていた。「地域の生態系を守り活用し、自然と共存する。そんな有機農業の考えに共感する人たちが集まり、楽しく交流できる場です」とあった。


市の中心街、帯屋町のアーケードに60ほどのブースが並んでいて、有機農産物や加工品を販売していた。ユニークな出店者名が多く、自然ぽくて面白そうな人たちの集まりのようで、変わった販売物もたくさんあった。ぐるっと巡り、結局ヤーコンとEM菌を買った。


オーガニックといえば、健康に良い食物のことで、農薬や化学肥料を使わない作物、添加物を入れない食品などをさす。自然さを大切にすること、健康を保ち病気にならないためにも安心・安全な栽培法と食物摂取を提唱している。そんな人たちがいて活動していることをありがたく思った。


過去、「自然農法」で有名な福岡正信さん(故人)を訪ねたことがあった。小高い山で福岡さんが歩きながら種をまいているその姿が忘れられない。また当時「フィンドホーンの奇跡」という本に出会い、植物界の自然霊(エネルギー)と協調して、普通ではありえない野菜を栽培しているコミュニティがある事を知った。最近では、休耕地を活用し、体に悪い化学肥料や農薬を一切使わない自然栽培を障がい者と農福連携して行う「自然栽培パーティ」という活動を知った。


近年、遺伝子組換えワクチンの推奨による薬害、農薬(枯葉剤等)の宣伝と公害、種子法廃止による種子の自家採取の規制、命の元でもある水源地を買収する外資企業の進出、水道法改正に伴う民間委託がもたらす将来的な不安など話題になっている。何か変でおかしな世の中である。


これから「自然栽培」をすることについて大事にしたいこと。

・家庭菜園又は休耕地の活用・開拓(野菜・果実等の自給自足を目指す)

・土づくりが大切(有用微生物群の活性化/EM菌、有機カーボン資材の活用等)

・水の巡りを大切にする(水源の山から海までの水の流れを考えてみることから)

・火、日照による熱や光の度合い、エネルギーを考察する

・種は原種・固定種を蒔く(F1種は一代のみで、結実後の種を取って植えても成らない)

・種を採取し、次の年のために保存して活用する(自然循環)

・遺伝子組換えの種子やその食物は食べない(将来的に人体・次世代に悪影響を及ぼす)

・化学肥料、農薬は一切使わない(綺麗でおいしいものが出来ても、健康によくない)

・自然の活動や植物の声を聴き協調して働けるように、観察し理解を深めること

                                     2019.2.4


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